令和3年度第二回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

立春を迎え、暦の上では春の始まりとなり、日中の日差しに春っぽさを感じる日が出てきましたが、まだまだ寒さ厳しい日々が続きますね。新型コロナウイルス感染症も流行中ですので、私たちも皆さんもお互いに体調に気をつけて過ごしたいですね。

さて、2月18日(金)は令和3年度第2回認知症疾患医療連携協議会をZOOM開催しました!

医療機関、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所等34事業所からの参加がありました。

今回は以下の内容でした。

  • 認知症疾患医療センター事業報告
  • こんなとき、どうする?~認知症初期集中支援事業を通して~
  • 質疑応答 

内容を少し紹介したいと思います。

内容① 認知症疾患医療センター事業報告

相談件数の推移や、オレンジカフェや地域ケア会議の協力など今年度行ったものを共有しました。

認知症疾患医療センターにはご家族や地域包括支援センターからの相談が多く、『受診したい』『入院を考えている』という相談から『こんな時どうしたらいいのだろう?』という対応やケースについての相談も多くありました。

また、オレンジカフェや地域ケア会議等会場に訪問して対応をするものについては、コロナの感染状況に応じて参加を控えることもありましたが、ZOOMを利用したリモート参加などもありました。

内容② こんな時どうする?~認知症初期集中支援事業を通して~

『認知症初期集中支援事業』・・・みなさん、聞いたことありますか?

認知症初期集中支援事業とは、認知症の人やその家族に早期に関わる『認知症初期集中支援チーム』を設置し、適切な医療・介護サービスに結びつけるための支援体制を構築するものです。

全国の全市町村で行われている事業で、久喜市の場合は、チームの委託を当院が受けているという状況です。

今回の講演では、事業のおさらいや、今までの活動から考えた初期集中支援事業の役割や効果についてと介入したケースについて紹介しました。

この講義では、私だけでなく、実際に関わってくださった、久喜市高齢者福祉課担当者、地域包括支援センター担当者、チーム員(当院職員)、居宅介護支援事業所のケアマネにも参加いただき、その時々で考えたこと、感じたこと、などをインタビューしながら講義を行いました。

内容③ 質疑応答や感想の共有

色んな市町村、色んな事業所から参加をいただいていましたので、他市で初期集中支援事業に関わる事業所に現状などをご紹介いただきました。

認知症初期集中支援事業は市町村ごとにかなり特色が違います。それぞれの特徴を理解することで私たちのこれからの関わりに活かしえていけたらと思いました。

連携協議会全体を通して・・・

参加者からは『認知症初期集中支援事業を理解できた』『他市町村の状況がよく分かった』『実際に関わった支援者からの話を聞いたことで、自分たちの関りにも活かしたい』『他の対応例も聞いてみたい』などの感想をいただいています。

この認知症疾患医療連携協議会を通して、ご本人やご家族のご支援をしている私たちが、日々の関わりの振り返りになったり、新たなケースとであった時にどんな風に支援の輪をつなげていこうか・・・の参考になればな・・・と思いました。

オレンジカフェ in 久喜中央

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

先日立春を迎え、暦の上では春ですが、まだまだ寒さ厳しい日が続いていますね。

さて、去る1月19日は久喜中央地区のオレンジカフェに参加をしてきました。

今回のオレンジカフェでは、参加者それぞれの近況や、こんな時はどうしている?という話題が中心でした。

『こんな時、どう対応したらいいだろう?』『皆さんはどんな風にストレス発散していますか?』『自分たちがいつか物忘れが見られた時に備えたくて』など、思うことがありましたらオレンジカフェを活用いただくのも1つだと思います。