令和5年度第一回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

7月6日(木)は令和五年度第一回認知症疾患医療連携協議会をリモート開催しました!

内容は、当院の公認心理士・臨床心理士岩田による『認知症介護者・支援者のストレスマネジメント』について講義とワークです!

ストレスへの反応と対処を理解していくことで、より心も体も健康的なケアや支援ができることにつながると思います。

少し内容を紹介します。

ワークでは、心の反応とその対処を青・黄色・赤サインとして書き出してみることをしました。ワークを通して、自分自身の振り返りや、こんなことが健康的な部分を増やすことの気づきを得ることができました。

また、ご家族が介護を続けていく上でもストレスへの対処は大切です。ご家族自身のペースを維持しながら介護を続けていくために大切なこととして・・・

健康行動を増やす事と頑張らない介護5原則という考え方を紹介されていました。

健康行動を増やすとは、介護者の方が楽しめる活動や達成感を感じる活動を増やすことでストレスが軽減し、リフレッシュした気持ちで介護に臨めるというお話でした。

頑張らない介護5原則は・・・

  1. 一人で介護を背負い込まない
  2. 積極的にサービスを利用
  3. 現状を認識し、受容する
  4. 介護される側の気持ちを理解し、尊重する
  5. できるだけ楽なやり方を考える    でした。

実際に介護の渦中にいると、分かっているけれど、難しい・・・!みたいなことは多々あると思いますが、やはり介護は情報戦とも言いますか・・・。対応方法だけでなく、介護者自身の健康についての知識もあったほうがきっと良いのだろうなと思います。

今回の会では、地域の行政機関、地域包括支援センター、医療機関、ケアマネ事業所、入所施設等様々な事業所・職種の方が参加されていました。

皆さん、関心があるテーマであったと思います。

感想としては

  • 自分自身の日々の振り返りになった
  • ご家族と関わる時に活かしていきたいと思う

等いただいています。

このような機会を通して、認知症の方・ご家族を支援する私たち自身の知識が深めていくこともできたらな・・・と思います。