平成29年度 第二回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。
久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士の栗原です。

2/16(金)に平成29年度 第二回認知症疾患医療連携協議会を開催しました。
内容は、以下の三本立てです。
1.「認知症疾患医療センターの事業報告」
2.「どうつなぐ? 認知症疾患医療センター」
3.「認知症が疑われる方の気づきとつなぎ ~調剤薬局の取り組みと投薬の現場からの症例紹介~」

「どうつなぐ? 認知症疾患医療センター」
当院の認知症疾患医療センターは、指定を受けてから3年が経過するところですが、その間にどのような相談があったのか、
どのように関わったのかを発表しました。
一回の相談では終わらず数か月間経過を追いサービスにつなげたケースと、調剤薬局さんからの相談があったケースでしたが、
前者では適切な(患者さんやご家族様の心の)タイミングが来るまで見守りながら待つことの大切さを、後者では地域生活を
支える新しい取り組みがあることをお伝えできればと思い、取り上げました。

ちなみに、皆さんは「かかりつけ薬剤師」さんを知っていますか? 聞いたことはありますか?

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「認知症が疑われる方の気づきとつなぎ ~調剤薬局の取り組みと投薬の現場からの症例紹介~」
ここでは、「かかりつけ薬剤師」の取り組みについて、わかば薬局駅前店の薬剤師さんにご講演いただきました。
お薬の飲み合わせや重複して出されている薬がないかの確認、飲み忘れがないような工夫の仕方などなど、
アドバイスをしてくれるその患者さん担当の薬剤師さんです。
お薬をもらうときには必ず接する薬剤師さんだからこそ、患者さんやご家族様のちょっとした変化に気づけることもあります。
その「あれ?」という気づきが、認知症やその他の病気の「早期発見・早期治療」につながればいいなと思いました。

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そろそろ「来年度」という言葉が聞こえ始める時期ですね。
今後も地域の支援者の皆様と協力しながら、患者さんやご家族様を支える力となれればと思っていますので、よろしくお願い致します。