令和元年度第二回研修会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

あっという間に12月になりましたね。
時が経つのは、早いなぁ・・・と思いはじめた12月5日(木)に認知症疾患医療センター令和元年度第二回研修会を開催しました♪

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今回は『認知症のリハビリテーション~作業療法士の視点から 実践編~』をテーマに、当院の作業療法士清水より講義とワークを行いました。
(前回連携協議会・・・作業療法士による講義の記事はこちら。)

講義①

今回も、利根医療圏域の行政、地域包括支援センター、医療機関、居宅介護支援事業所、介護保険事業所から総勢57名のが参加されました!
職種としては、リハ職の方が多かったです。みなさん、私も含めてですが、認知症といいう病気を患うかたに対するリハビリテーションへの関心が高いのだなぁ・・・と思いました。

ワーク⑨

今回は、実践編と銘打ちましたが、日々作業療法士の方が持つ視点、評価をするのか、どんな関わり方のきっかけを作っているのかなどのお話を多く講義いただきました♪

参加者より『明日から、ワークでやったことを取り入れてみる!』『関わりの参考になった!』!などの感想をいただきました。

・・・・・

『病気』を患うと、『病気そのもの』や『病気の症状』『病気によってできなくなったこと、制限されること』に目が行きがちになります。
認知症の場合、その傾向がより顕著になる印象があります。
支援者として、その人と関わる時には、その部分だけを知り、その部分にアプローチをするだけでは、うまくいきません。行き詰ってしまいます。
大切なことは、その人、その家族それぞれが今日まで生きて来た歴史があり、生きて来た体験からの価値観、好きなこと等があります。まず、その人を知る・理解するところからです。そのことを抜きに病気のケア、生活の支援はうまくいきません。

今回の、研修では、『その人を知る』部分でとても役に立つお話だったと思います。

これからも、病気の理解だけにとどまらず、その人を知る・理解することも含めた研修の企画をしていけたらな・・・と思います!

皆様、年末に向けて体調を崩さぬようご自愛ください。