久喜市認知症高齢者声かけ模擬訓練 in 栗橋

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

残暑が厳しい日々が続いていますね。

さる8月1日(月)は久喜市認知症高齢者声かけ模擬訓練 in 栗橋の開催がありました!

認知症高齢者声かけ模擬訓練とは、認知症を理解し、認知症のある方やそのご家族を温かく見守り、地域の皆様と共に支えていくために久喜市が主催となって開催しています。

会場は、栗橋文化会館!・・・通称イリス栗橋です!

認知症疾患医療センターでは、認知症について・対応方法についてを講義させていただきました。

講義を聞いた後は、実際の場面を想定して模擬訓練です!

認知症役の人(緑のベストを着ている人)に声をかけてみます。

単に声をかけるだけでなはんく、認知症の人を落ち着かせ、安心させて、必要な情報を聞き出すなど、無事保護につながるような会話を意識して声を掛けます。

今回は3つのケースがありました。細かい状況はあるのですが、3つのテーマをご紹介します。

①防災無線放送され他行方不明者情報と一致する特徴の方が歩いている

写真のように、ご本人の正面など視界に入り、
目を合わせて声をかけているのが1つよいポイントです。

②ゴミ収集所で間違ってゴミを出している方がいる

一緒に中を確認しているようですね。
『一緒に行いますよ』と声をかけてみるのも1つ良いポイントですね。

③駅の券売機の前でうろうろしている方がいる

近くの椅子に座るように促したのでしょうか。
ご本人が落ち着いてお話ができる場所にちょっと移るのも1つ良いポイントです。
声をかける側が本人よりも目線を低くしてゆっくり声をかけていました。これも良いポイントです。

参加した皆さん「思っていたよりも難しかった」難しさを感じる方が多かったです。

個人的には、まずやってみた・・・!ということがとても大事なのかなと思います。

このような機会を通して、病気の理解や関わり方の理解のヒントになれば・・・と思いました。

令和4年度第一回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

暑いですね・・・・。

さる7月20日(水)は令和4年度第一回認知症疾患医療連携協議会を開催しました!

認知症疾患医療連携協議会とは・・・

今回のテーマは『おさらい!久喜すずのき病院』です。

コロナ禍となり、支援機関の方と研修会などで直接お会いする機会が減って約2年。改めて当院や当法人でできる支援について共有できたらいいな・・・という声を聞く機会が多々ありましてこのテーマとしました。

講義の資料(表紙)はこんな感じです。

具体的には・・・・

①おさらい!久喜すずのき病院

病院の概要、外来受診について、入院の相談・対応について、精神保健福祉法について・・・久喜すずのき病院をご利用いただくうえで知っておくと良いポイントを共有しました。

②リハビリテーションセンターそれいゆ

それいゆの概要、プログラム、こんなケースも力になれます!など、地域生活を支えていく中でそれいゆを活用するためのポイントを共有しました。

・・・・『こころが動けば体が動く、体が動けばこころがうごく』

素敵なモットーだなと思いました。

③精神科訪問看護ALWAYS

医療保険の精神科訪問看護の活用例はじめ、ALWAYSの特徴や訪問範囲を共有しました。

③介護と福祉の支援連携 すずのき福祉サービスの活用

目の前に支援が必要そうな方がいた時、障害福祉と介護保険どのように連携が取れたらその方のより良い生活につなげていけるか、障害福祉の視点から共有いただきました。

『見立てを共有して一緒に作戦会議をしていく』

・・・大事な視点だと改めて思いました。

参加された方からは、当院の特徴はじめ各資源についてもとても理解が深まった!などの声をいただいています。

このような機会を通して、私たちがそれぞれの支援を知る・理解を深めていくことが、地域で生活されるご本人・ご家族のよりよい生活へ向けた支援につながればと思いました。

7月のオレンジカフェ

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

7月は梅雨明けと共に連日40℃を越える猛暑から始まりましたね。あの40℃を経験してしまうと、35℃の日が多少涼しく感じでしまうことにびっくりしました。

今回の投稿は7月のオレンジカフェをまとめて報告させていただきます(^^♪

①オレンジカフェ in 栗橋地区

会場はくぷる栗橋でした。

今回の栗橋地区では訪れる人はいませんでした・・・が、地域包括支援センターの職員さんと情報交換やケースの相談などを行いました。

②オレンジカフェ in 久喜中央地区

『家族』という関係性だからこそ、うまくいくことも、難しいこともあることを改めて考えさせられました。

相手を想っての事なのに、言われた相手は反発して言い争いに発展してしまう・・・。

そんな時は、ちょっと『アイメッセージ』を意識してみるのも一つかもしれません。一言で説明すると、主語を『私』にして伝える方法の事です。

例えば、食器を片付けてほしい時、アイメッセージで伝えると『食器を片付けてくれると、私は助かるわ』など『私の感情』も添えるとちょっといいかもしれません。

『食器を片付けてよ』

『食器を片付けてくれると、私は助かるわ』

いかがでしょうか?既に、色んな工夫をしながら関わっていらっしゃる方も多いと思いますが、こんな対応方法も1つかもしれません。

③オレンジカフェ in 菖蒲地区

ここでも色んな話題が挙がりました。

『認知症の事を近所の人に公表するか』というお話しもありました。

公表するかどうしようか・・・。言ったら、地域の中で噂になるのかな・・・・とか。気になる部分もあると思います。

実際に近所に公表した方の感想としては『公表してよかった』と話される方が多いかなという印象を受けます。

お外に出て行った本人を近所の人が声をかけてくれて、一緒に家へ帰ってきてくださったり。

公表についてもいろんな考えがあると思いますが、今回はそんなお話しでした。

オレンジカフェに参加してみたい・・・と思ったときは、各自治体の高齢者福祉を担当している課や、地域包括支援センターにお問い合わせいただくのが良いと思います。

オレンジカフェ in 鷲宮

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

5月もあっという間に・・・と書きましたが、6月もあっという間に過ぎで行った気がします。

6月22日はオレンジカフェ in 鷲宮に参加をしました。

会場にはきれいな紫陽花!!

青から紫、桃色ときれいな色ですね。

今回も、たくさんの話題がありましたが、医療の選択や、自宅と施設の選択等、改めて考えさせられるお話しもありました。

みなさん、それぞれの人生があり、選択があっての今だと思います。

これから先を考えるときに、その方がどんな人生を歩んで、何を大切にしてきたのか、周囲の家族は何を思っているのか、改めてよく知って関わっていきたいと思いました。

すぎぴょんcafe

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

梅雨が始まったと思った矢先に、梅雨が明け、40℃近い猛暑が続きましたね。

さて、6月17日はすぎぴょんcafeに参加をしました!

集まった方それぞれ、介護の話、物忘れの予防の話などもりあがりました。

また次回の開催も楽しみです(^^)/

5月の活動報告

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

新年度が始まり、あっという間に5月が終わり6月が始まりましたね。今年は何だか時間の流れが早く感じられます。

皆さんはいかがおすごしでしょうか?

さて、今回は5月の認知症疾患医療センターの活動をまとめて紹介したいと思います・・・!

①久喜市内のオレンジカフェに参加
 5/17(火)栗橋地区、5/18(水)中央地区、5/27(金)菖蒲地区で開催されました!
 私は3ヵ所すべてに参加しました。

こちらは栗橋地区の会場:くりむ栗橋 です!

参加された皆さんそれぞれご本人への対応について、日々の生活上での工夫について、人生の締めくくりについて、介護家族のストレスからの解放について等様々なお話がありました。

②加須市北川辺地区ケアマネ事業所連絡会で講義
 5/16(月)加須市北川辺地区のケアマネ事業所連絡会にて、久喜すずのき病院や認知症疾患医療センター事業の事について講義をさせていただきました。

コロナ禍で、今までよりも研修会や、ケースを通して支援者同士が顔を合わせる機会が減り、また、事業所内での部署移動などで、久喜すずのき病院を改めて知りたい・・・!という声があり、お話しさせていただくこととなりました。
医療機関という立場で、地域生活における『困った』が医療ですべて解決できるわけではないのですが、少しでも困ったが少なくなるように、地域の支援者の方と一緒に考えてアイディアを出し合うことは大切かと思います。
今回の講義を通して、地域でご支援しているケアマネさんにとって、当院を活用しやすくなるきっかけになったらな…と思います。

そんな5月の認知症疾患医療センターでした。

令和4年度スタート

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

あっという間に3月が終わり・・・新年度が始まりましたが、4月も中旬ですね。

今年度もオレンジカフェの参加などの活動を皆様と共有できればと思います!

ちょっと時期がずれてしまったのですが、先日まで中庭の桜が満開でしたのでちょっと紹介できればと思い、写真を撮りました。

桜の色と空の青との対比が気持ちいいですね。
地面に振った桜の花たちもきれいだなと思います。

今回は夜の桜も撮ってみました!

夜の空にも桜色が映えます。
花の接写もきれいですね。

五感を使って季節を感じることはとてもいい刺激になりますね。

令和3年度第二回認知症疾患医療連携協議会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

立春を迎え、暦の上では春の始まりとなり、日中の日差しに春っぽさを感じる日が出てきましたが、まだまだ寒さ厳しい日々が続きますね。新型コロナウイルス感染症も流行中ですので、私たちも皆さんもお互いに体調に気をつけて過ごしたいですね。

さて、2月18日(金)は令和3年度第2回認知症疾患医療連携協議会をZOOM開催しました!

医療機関、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所等34事業所からの参加がありました。

今回は以下の内容でした。

  • 認知症疾患医療センター事業報告
  • こんなとき、どうする?~認知症初期集中支援事業を通して~
  • 質疑応答 

内容を少し紹介したいと思います。

内容① 認知症疾患医療センター事業報告

相談件数の推移や、オレンジカフェや地域ケア会議の協力など今年度行ったものを共有しました。

認知症疾患医療センターにはご家族や地域包括支援センターからの相談が多く、『受診したい』『入院を考えている』という相談から『こんな時どうしたらいいのだろう?』という対応やケースについての相談も多くありました。

また、オレンジカフェや地域ケア会議等会場に訪問して対応をするものについては、コロナの感染状況に応じて参加を控えることもありましたが、ZOOMを利用したリモート参加などもありました。

内容② こんな時どうする?~認知症初期集中支援事業を通して~

『認知症初期集中支援事業』・・・みなさん、聞いたことありますか?

認知症初期集中支援事業とは、認知症の人やその家族に早期に関わる『認知症初期集中支援チーム』を設置し、適切な医療・介護サービスに結びつけるための支援体制を構築するものです。

全国の全市町村で行われている事業で、久喜市の場合は、チームの委託を当院が受けているという状況です。

今回の講演では、事業のおさらいや、今までの活動から考えた初期集中支援事業の役割や効果についてと介入したケースについて紹介しました。

この講義では、私だけでなく、実際に関わってくださった、久喜市高齢者福祉課担当者、地域包括支援センター担当者、チーム員(当院職員)、居宅介護支援事業所のケアマネにも参加いただき、その時々で考えたこと、感じたこと、などをインタビューしながら講義を行いました。

内容③ 質疑応答や感想の共有

色んな市町村、色んな事業所から参加をいただいていましたので、他市で初期集中支援事業に関わる事業所に現状などをご紹介いただきました。

認知症初期集中支援事業は市町村ごとにかなり特色が違います。それぞれの特徴を理解することで私たちのこれからの関わりに活かしえていけたらと思いました。

連携協議会全体を通して・・・

参加者からは『認知症初期集中支援事業を理解できた』『他市町村の状況がよく分かった』『実際に関わった支援者からの話を聞いたことで、自分たちの関りにも活かしたい』『他の対応例も聞いてみたい』などの感想をいただいています。

この認知症疾患医療連携協議会を通して、ご本人やご家族のご支援をしている私たちが、日々の関わりの振り返りになったり、新たなケースとであった時にどんな風に支援の輪をつなげていこうか・・・の参考になればな・・・と思いました。

オレンジカフェ in 久喜中央

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

先日立春を迎え、暦の上では春ですが、まだまだ寒さ厳しい日が続いていますね。

さて、去る1月19日は久喜中央地区のオレンジカフェに参加をしてきました。

今回のオレンジカフェでは、参加者それぞれの近況や、こんな時はどうしている?という話題が中心でした。

『こんな時、どう対応したらいいだろう?』『皆さんはどんな風にストレス発散していますか?』『自分たちがいつか物忘れが見られた時に備えたくて』など、思うことがありましたらオレンジカフェを活用いただくのも1つだと思います。

令和3年度第二回研修会

こんにちは。

久喜すずのき病院 認知症疾患医療センター 精神保健福祉士出井です。

冬本番という寒さと気候になってきました。久喜すずのき病院がある久喜市は、乾いた寒さと言いましょうか。乾いた空風がこの時期すごい強さでふいています。湿度も低く、すごくカサカサ・・・という感じです。

さて、12月2日は認知症疾患医療センター主催で令和3年度第二回研修会を行いました!

テーマは『医療デイ・ケアの活用方法~それいゆを通して~(ZOOM開催)』です!

主に、利根医療圏の医療機関、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所など30事業所の参加がありました。

皆さん、高齢の方や認知症の方の地域生活を支える資源で一番思い浮かぶのは『介護保険』だと思います。

今回の研修会では『医療保険』での資源の1つである『医療デイ・ケア』について、実際に医療デイ・ケア・・・当院のリハビリテーションセンターそれいゆに勤務している精神保健福祉士や作業療法士から制度上の話、利用の具体例についてお話をしました。

参加した方からは『改めて医療デイについて理解することができた』『制度上の位置づけなどの理解が深まった』『今後、必要な方がいたら利用を検討したい』など感想をいただいております。

このような機会を通して、地域を支える機関同士がそれぞれの特徴について理解を深めることで、必要な方に必要な支援に繋がるきっかけになれば・・・と思いました。

2021年の投稿はこれが最後となります。

皆さんはどんな1年でしたか?

引き続き2022年も活動を投稿していきますので、よろしくお願いいたします!