みなさん。こんにちは。精神科OTです。
当院では、月に1回当院のOTによる事例検討会を行っています。
9月は、
「レビー小体型認知症の方へのアプローチ」
「うつ病を呈した症例に対する訪問OT」
の2事例の発表がありました。
1つめの
「レビー小体型認知症の方へのアプローチ」
の事例では、作業療法士が、OTを通じてどのようにご家族に関わっていくか?
という視点での事例報告でした。
1つ目の事例に対する感想です。
Iさん 作業療法士 5年目
この何年かで、家族へのアプローチの重要性を全体(看護師、家族、OTなど)が明確ではないかもしれませんが、理解し、共有できているのかなと感じられる会でした。
アプローチの工夫が色々な方からたくさん出てきたのでとても有意義でした。
Sさん 作業療法士8年目
家族にアプローチすることを考えさせられました。
OTでの感動を伝えるにはやはり見てもらうのが一番じゃないかと思いました。
だからこそ、「一緒にOTどうですか?」と今後もご家族を誘っていきたい。
Wさん 作業療法士 3年目
高齢者の方はどこに退院していくにしろ、家族の協力は欠かせないと改めて思った。家族の中の本人を見て、治療していくことが大切だと思う。なかなかゆっくりとご家族の話を聞く機会はないが、家族の方に対して、回想療法を行い、昔の輝いている自分や患者様の事を思い出して頂く事は、とてもいいことだと思った。やってみたい。
二つ目の事例
「うつ病を呈した症例に対する訪問OT」
では、訪問OTでの事例でした。
本人のペースに合わせて、きめ細やかな対応をして猪野が印象的な事例でした!
こちらの事例に対する当院スタッフの感想です。
Sさん 作業療法士 2年目
新しい環境や人に対して抵抗が強い方は、入院中にもよく出会うことがある。傾聴や共感で関係性を作り自己選択や自己決定などを行うことで他罰的にならないようにする方法を知ることができた。
Mさん 作業療法士 3年目
訪問に行くということは、本人のテリトリーに入る事ですので、言動に細心の注意を払う必よがあると日々感じています。その中で本人によりそうことの重要さを表現した事例だったと思います。
今後も相手に合わせて本人が思う希望の実現に向けて関わっていきたいと思います。
Sさん 作業療法学生
OTに対して拒否的な患者さんに対して、相手のペースに合わせて待つということの大切さを感じました。
それから関係性を作っていくことで、少しずつ患者さんに変化が表れて行くことがあるのだと思いました。
またそこから本人に内容を決めてもらうことでOTに責任を持ってもらえるのだと思いました。
当院では、平成26年度入職希望者に向けて
すずのき病院OT1日見学ツアーを行っています。
興味のある方はぜひご参加ください!!