実習生さんより感想が届きました。

こんにちは。久喜すずのき病院 作業療法士の山本です。

実習できていた学生さんより、実習の感想が届きましたので紹介したいと思います。

今回実習を終えて振り返ると、楽しかった出来事や嬉しかった経験、たくさん患者様のことを考えた時間を思い返すことができました。精神障害領域の実習は、短いものを含めてこれが4度目でしたが、貴院は、これまでの病院とは役割やあり方が全く違っていたため、初めての経験が多く新鮮でもあり、改めて精神科の病院のあり方や作業療法士の役割、地域について深く考える機会をいただきました。

作業療法スタッフの皆様が非常に明るく親切で、早くから実習に慣れることができ、日を追うごとに患者様に対してや、プログラムに対しての気づきも増えていきました。プログラム終了ごとにフィードバックの時間が設けられているために、11人の患者様の重要な点を忘れることなく次回に生かすことができたと思います。これまでは、ある特定の患者様1人と関わることがほとんどで、その他の患者様との関わりが希薄になってしまっていました。しかしながら、貴院ではそのようなことは一切なく、むしろ様々な病棟で多くの関わりができ、ある病棟においては、学生に対してたくさんの患者様が質問をして下さったり、計算や漢字のプリントの丸付けを頼まれたりと少しずつ多くの方と信頼関係を築いていくことができました。

貴院では心理教育にも力を入れている印象を持ちました。薬に関しては、それぞれの患者様がご自分で飲まれている薬の内容を確認する機会を提供し、社会資源に関しては、紹介はもちろんのこと、患者様11人の将来についてどのようなことをしたいのかなど、改めて考える機会を提供していました。退院後の生活や不安を軽減させ、退院から地域へ繋いでいくためには院内はもちろんのこと、地域で支えるスタッフとの連携も重要であると感じさせられました。

今回私はデイケアの見学もさせていただき、地域で生活している方々と関わることができました。入院されていた方々の退院後の生活を実際に目で見て考える貴重な機会となりました。

今後、自分が作業療法士に慣れた暁には、今回学ばせて頂けたくさんのことを活かしていきたいと思います。SVをはじめ、ご指導いただいたスタッフの皆様には本当に感謝しております。

楽しく実習をおえることができて良かったです。素敵な作業療法士になってくださいね!

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