先日当院のOTにてMOHOST(人間作業モデルスクリーニングツール)の勉強会を行いました。
MOHOSTは人間作業モデルの評価法の一つです。
先日勉強会を行ったOSAⅡが、自分からコミュニケーションがよくとれる人。自分のことについて話をしてくれる人を対象とするならば、
MOHOSTは観察や、カルテ・他職種の方からの情報収集だけでも、評価をつけることができる評価法です。
MOHOSTは
【作業への動機づけ】【作業のパターン】【コミュニケーションと交流技能】【処理技能】【運動技能】【環境】
の6つの領域(各領域につき4項目あり全24項目)について
【作業参加を促進する】【作業参加を支持する】【作業参加を抑制する】【作業参加を制限する】
と4段階で評価するものです。
今回は実際に評価をつけてみよう!ということで、
一人一人実際の患者さんを想定して、評価用紙を記入してみるというワークを行いました。
参加したOTからは
Dさん(作業療法士1年目)「今まで患者様を評価する際、『あの人、以前より良くなってきたよね」というように、具体的に何が良くなってきたかを明らかにできないことが多かったが、MOHOSTをつけてみる事で、”では何が良くなったのか?”を見ていくことができると感じた」や、
Kさん(作業療法士1年目)「実際にMOHOSTをつけてみると、評価している患者様のまだ知らない面が明らかになりました。」
などの感想をもらいました。
MOHOSTを実際につけてみる事で、
自分がクライアントの事をどのように評価していたのかがわかるという頭の整理になったり、
後で比較する時に、どの要素が良くなったと言えるのか。などの判断材料になるかと思います。
そのようなことを皆で検討できて、非常に有意義な勉強会が行えました!
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