私は去年、6年程連れ添った若い方と別れ、年配の方と新しい生活を始めました。
と言っても二輪車の話しです。
新たなパートナーとなった米国製旧型式鉄馬は米国建国200年の年に生まれました。
今まで幾人の方が介護?してきたのか分からないが、様々な時代を経て私のところにやってきた事は感慨深いしだいであります。
ケアマネージャーと言う仕事はよほどの事がない限り初めに出会い、ずっとその方や家族と色々模索しながら支援していく事がほとんどであります。
例えばヘルパーの会社を変えるとか、デイサービスの会社を変えると言った事はよくある事ですが、ケアマネージャーを変える事は非常に少ないようです。
サービスを利用するうえで複数の会社を利用したりできますが、色々な会社のケアマネージャーを何人もつける、といったような事は出来ないのです。
基本的には1人の利用者様に対して1人のケアマネージャーが支援をしていく事になります。
最初にどこの会社(事業者)に依頼するのか?どのようなケアマネージャーと出会うかによって、その後の生活にも若干は変わってくると思います。
それは100人のケアマネージャーがいれば、100通りのケアプランが存在すると思われるし、どこに比重を置くかで違ってくる事もあるからです。
何らかの病気がありながら自宅で生活したり、また懸命に介護をしたりと生活する上で色々と大変な事が多い中で、ケアマネージャーとあまり良い関係性が取れていないとストレス等が溜まったりしてしまうようです。
そうなると「介護する、される」など、それどころじゃなくなる事もあるようです。
そういう時はケアマネージャーを変更してみるのも一つの手ではあります。
うちの事業所にも年に1~2件程度「ケアマージャーを変更したいのですが、お願いできますか?」と依頼の電話があります。
お話しを伺っていくと、そのほとんどが本人や主介護者とケアマネージャーとの微妙なズレ(考えなど)からきている事があるようですし、人間同士の事なので“相性が悪い”などがあるのは仕方のない事でしょう。
ただ、ケアマネージャーを変えるとまた一から関係性を作っていかなければならないのが、少々面倒ではあるかもしれませんが、色々と話しをしたり、月に1回自宅でお会いしたりする事を思えばいい事もあります。
新たな出会いによって、生活がよりよくなる事だってあるだろうし、より良い楽しい生活になるように努めていければと思います。
私の場合はけっして若い方がダメだった訳ではないし、相性が悪かった訳でもない。
現代の技術で作り上げられた米国製鉄馬はいつでも気軽にエンジンがかかり、安心して乗れてとてもパワフル。
それに比べて年配の方は、技術的にも劣る部分が多くあったり、エンジンをかける時ですら気温や気候によって様々で、よく観察し適切な方法が必要だったりもする。
しかし現代の物にはない乗り心地や、年季が入った身体でも、若い方に負けないぐらいまた違ったパワフルなところを見せてくれる。
新しくてデジタルな物は非常に便利ですが、古くてアナログな物だって素晴らしいし、逆に私の生活は更によりよくなっている。
これからもひとつひとつの出会いを大事にしていきたい。
人でも物でも年を重ねるという事はいい事だ。
その人なりの経年変化は、どうやっても若い方には出せない何かがある。
古くなったとしても、新たな活躍の場は必ずどこかにあるはず。
そういえば、最近話題のアンチエイジング先生もいいですが、経年変化で白髪が7割になり薄毛を気にしはじめているオジさんの方が私はカッコイイと思うな。
あとがき
先日、私にこんな歌を教えてくれた方がいった。
うなぎ重、握り寿司、ふく料理、焼き魚、かに料理、天麩羅、なす。
アワビ、イクラ、ウニ、えび、エンガワ、大とろ、かに、かんぴょう巻、数の子。
そして今日は誕生日ではっきりといった・・。
“楽しい時間をありがとうございました”