家族会(すずらんの会)

こんにちは、ベルモッキーです。
11月9日(土)に家族会(すずらんの会)が開催されました。
すずらんの会は、久喜すずのき病院、すずのきメンタルケアクリニックを利用されている患者さまのご家族の会です。
3~4ヶ月に1度、久喜市総合文化会館を会場にして行われていますが、今回のテーマは「親なきあと~実際の生活とサポートについて」でした。
家族会で取りあげたいこととしていつも要望の挙がるテーマです。ご家族、とはいえ親の立場で参加されている方が多い中、やはり「自分が居なくなったらこの子はどうなるのだろう・・・」というのが常に心配・不安としてあるのだと思います。
 今回は、実際に親をなくし、必要なサポートを受けながら自立して生活をしていらっしゃる当事者の方からの体験談を聴くことが出来ました。大切な人を亡くしてしまった悲しみや戸惑いから少しずつ自分の生活をつくっていき、現在の生活を楽しんでいらっしゃる様子も伺えました。
ホームヘルパーやデイケア、支援センターなどを上手に利用しながら、自分の時間を楽しんだり、将来の目標を持って日々努力されていたり、「何とかやってますよ」と明るく語っている様子は、少しはご家族の安心につながったのではないでしょうか・・・?
 ホームヘルパーなど、地域での生活支援制度が整備されてきたという社会状況もありますが、ご本人が苦手なこと・出来ないことなど「SOSを発信」し、「何とかやっていける」生活を可能にしているのかもしれません。体験談を話されたお2人とも、上手に「困った」「助けて欲しい」が言えて周りにたくさんの【人】に囲まれているだと感じました。
発表者のお2人のように地域での自立した生活を継続するには、様々な制度やサービスをうまく利用したり、周りの人の協力をえることがコツだと思います。サービスをうまく利用するには「選択する力」が必要とされます。「自由の裏返しは孤独、寂しさでもある」と話にもありましたが、仲間をうまく作っておくことは特に大事だと思いました。
 
「親なきあと」・・・
そのときになれば「なんとかなる」!
今のうちから「人」に慣れておく!