重度心身障害者医療費の助成について

こんにちは。認知症専門相談センターです。
梅雨に入り、すっきりしない天気が続いていますね。
早く梅雨が明けて、カラッとした青空になるのが待ち遠しいばかりです。
さて…
今日は安心して医療を受けるための制度についてのお話です。
認知症で治療を希望しているけど、
医療費など入院費が心配というようなご相談をうけることがたびたびあります。
そういったときに、ご紹介している制度のひとつを紹介したいと思います。
それは「重度心身障害者医療費の助成」という制度です。
これが、どのような制度なのかというと…
入院中の医療費の自己負担分(1~3割)について、
一旦はお支払いして頂くことになるのですが
申請して頂ければ、3~4ヶ月後に戻ってくるというものになります。
つまり、結果的に入院費が減額されるということです!!
また、この制度は入院中に限らず
外来など医療保険の適応を受けているものであれば対象です。
※食費やお部屋代など医療費外のものは対象外となります。
では、どのような方が対象となるのか?窓口は?ということですが…
●対象は
 ①身体障害者手帳 3級以上の方
 ②知的障害者手帳 B以上の方
 埼玉県内に住所にある65歳以上に方のうち
 ③精神障害者手帳 2級以上の方
 ※ただし、③が対象外になっている、または1級以上から適応という市町村もあります。
 お住まいの市町村に事前に確認していただけると確実かと思います。
●窓口は
 各市町村 障害福祉担当課
※重度心身障害者医療費の助成は基本的に毎月手続きが必要です。
※75歳未満の方は、保険証を後期高齢者医療保険へ切り替えになります。
認知症の高齢者の方だと、主に③の精神障害者手帳が対象となります。
精神障害者手帳は、初めて精神科等に受診してから(入院外来、他院を問わず)6ヶ月以上経過した方であれば対象です。
もし、この制度についてもっと知りたい、申請したいけど分からない等あれば
お気軽にご相談いただければと思います。
それでは、また次回に。