こんにちは(^-^)地域連携室です。
先月2日間にわたって開催された、日本精神科医学会学術大会に
参加してきました。
複数の会場で、講演や発表が同時進行で行なわれるので、なるべく
多くの情報を吸収しようと、もう一人とは別行動。あとでお互い、情報
交換です。
実は地域連携室として、当院で行なっている取り組みについても発表
があり、少々緊張しましたがf(^^;)
ご存知の方もいるかと思いますが、来年度から改正精神保健福祉法
が施行されます。
改正法に関するシンポジウムも開かれ、みなさんいち早くその動向を
掴もうと、会場はほぼ満席でした。
年明けには、より詳細な内容が提示されると思いますが・・・と打った
ところで、今年も残り1ヶ月を切ったんだなぁと。
今年こそ、大・大・大掃除をしなくてはo(> <)o
“醒” (前編)
認知症。
年々増え続けている病の一つで、日本でも深刻な問題として取り上げられる事も日々多くなっている。
その中でも代表的なのがアルツハイマー型認知症。
介護保険の認定結果は要介護3の男性で病名はアルツハイマー型認知症。
今から10年程前の話しになります。
認知症になる前は工場で機械を扱った仕事をしていて、その時の事故で両手合わせて指を3本失くしてしまったそうです。
歩いたりする事は問題なく、ご飯もトイレも1人で出来る(たまに失敗はあるが)
とても温和な方で、デイケアに来るといつもソファに腰をかけ、話しかけると笑顔で「そぅだぁねぇ!」といつもの山形弁で答えてくれる。
女性の職員に話しかけられると毎回照れた顔を見せる彼。
自発的に何かをする事はなく、職員に色々と勧められても「ダメだぁよぉー、できなぁいなぁ」と首を横に振る毎日。
そんな彼だが職員がいつものように「これから外に散歩に行こうかぁ?」と尋ねると決まって「うん、いぃねぇぇ!!」と笑いながら頷く。
彼は自宅で毎朝散歩に行っていた。
1人で外に出て家に戻ってくる事は出来ない彼だが、そんな彼の心強い相棒が、長年飼っていた柴犬である。
おそらく毎朝、犬の散歩に行く事が日課だったようで「散歩に連れて行かなくては!」と言う気持ちはいつまでも残っていて、デイケアに来る前は心強い相棒と一緒に近所の土手を散歩する毎日。
そんな相棒は毎朝、毎朝、雨の日も、日差しが強い日も、寒い日も、風が強くても、彼を自宅へ連れて帰って来てくれる。
認知症の症状から記憶力はかなり低下してしまっていて、ほんの少し前の事や、人の名前などはわからないし、覚えられなかった。
日常の動作以外では、言われた事を理解して体を動かすと言う事もうまく出来ません。認知症はかなり進行していました。
デイケアでゲームなどを行なっても、ほとんどの事をみなさんと同じように出来ない事が多くあった。
いつしか他の利用者さんからは「あの人はバカだから出来ないんだよ」「なんでこんな簡単な事が出来ないのかねー」と言われる。
そんな声が女性、男性問わず・・・。
そんな時、ある職員はなんとか彼が人とは違う事で出来る事はないか?あわよくば見返してやれないものだろうか?と考えていた。
彼は以前、仕事で椅子の組み立てもやっていた事があるようで、今思えば、その組み立てていた椅子は木製なのか鉄製なのか分からないのに、その時は「椅子と言えば木だろぉ!」と思ったようである。
随分と浅はかな考えだ。
こうして彼の地位向上と木との物語が始まっていく。
続く
喫茶ぬくぬく パウンドケーキ・クッキーの販売のお知らせ
こんにちは
“地域での豊かな生活・自分らしい生き方”を応援するベルベールです。
本格的に寒くなってきた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は喫茶ぬくぬくの宣伝をさせて下さい。
喫茶ぬくぬくは何度かこのブログで話題に出させて頂いていますが、
久喜市のふれあいセンター久喜内で営業をしている、福祉喫茶です。
ベルベールは、メンバー個人の生活の目標に向けて、ぬくぬく内での目標や課題を確認したり、ぬくぬくの運営上の必要なやり取りで関わっています。
さて、表題にもあるように喫茶ぬくぬくでは、8月から蓮田市にある「かもめ作業所」で作っているパウンドケーキ・クッキーの販売を始めました。
かもめ作業所のパウンドケーキは手作りで、十数種類の味のレパートリーがあります。
(クルミ・りんご・コーヒー・ドライフルーツ・バナナなどなど)
ぬくぬくでは、毎営業日に4~6種類の味を販売しています。
ご来店ごとに違う味に出会えると思います。
値段は、1個100円です。
また、クッキーも数種類の味があり、一袋100円です。
ぜひ、ぬくぬくの淹れたてのコーヒーや紅茶と一緒にお楽しみください。
甘いパウンドケーキやクッキーにコーヒーの苦みがとても合うと思います。
その他、ぬくぬくをより良くするための取り組みとして、10月にキーコーヒーのインストラクターの方にお越しいただきコーヒー教室を開催しました。
昨年に続いて二度目の開催となり、接客とコーヒー淹れについて、二度目の参加となったメンバーからは昨年よりも具体的な質問が出て、よりおいしいコーヒーが淹れられるようになっていると思います。
接客についても、色々な話を頂き、その中でもお客様とのやり取りだけでなく、メンバー同士のやりとりを円滑にすることで、接客もより良いものになると話がありました。
ぬくぬくではコーヒーを一杯一杯ペーパードリップで淹れていますので、お待たせすることが御座いますがご了承いただければ幸いです。
今後とも喫茶ぬくぬくをよろしくお願い致します。
※現在、製氷機の故障により、アイスコーヒーの販売を休止しております。ご了承ください。
喫茶ぬくぬく [ふれあいセンター久喜内]
営業日:火曜日・木曜日・金曜日
営業時間:10:30~16:00
メニュー:ホットコーヒー 100円
紅茶(ミルク・レモン) 100円
パウンドケーキ 100円
クッキー 100円
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家族会(すずらんの会)
こんにちは、ベルモッキーです。
11月9日(土)に家族会(すずらんの会)が開催されました。
すずらんの会は、久喜すずのき病院、すずのきメンタルケアクリニックを利用されている患者さまのご家族の会です。
3~4ヶ月に1度、久喜市総合文化会館を会場にして行われていますが、今回のテーマは「親なきあと~実際の生活とサポートについて」でした。
家族会で取りあげたいこととしていつも要望の挙がるテーマです。ご家族、とはいえ親の立場で参加されている方が多い中、やはり「自分が居なくなったらこの子はどうなるのだろう・・・」というのが常に心配・不安としてあるのだと思います。
今回は、実際に親をなくし、必要なサポートを受けながら自立して生活をしていらっしゃる当事者の方からの体験談を聴くことが出来ました。大切な人を亡くしてしまった悲しみや戸惑いから少しずつ自分の生活をつくっていき、現在の生活を楽しんでいらっしゃる様子も伺えました。
ホームヘルパーやデイケア、支援センターなどを上手に利用しながら、自分の時間を楽しんだり、将来の目標を持って日々努力されていたり、「何とかやってますよ」と明るく語っている様子は、少しはご家族の安心につながったのではないでしょうか・・・?
ホームヘルパーなど、地域での生活支援制度が整備されてきたという社会状況もありますが、ご本人が苦手なこと・出来ないことなど「SOSを発信」し、「何とかやっていける」生活を可能にしているのかもしれません。体験談を話されたお2人とも、上手に「困った」「助けて欲しい」が言えて周りにたくさんの【人】に囲まれているだと感じました。
発表者のお2人のように地域での自立した生活を継続するには、様々な制度やサービスをうまく利用したり、周りの人の協力をえることがコツだと思います。サービスをうまく利用するには「選択する力」が必要とされます。「自由の裏返しは孤独、寂しさでもある」と話にもありましたが、仲間をうまく作っておくことは特に大事だと思いました。
「親なきあと」・・・
そのときになれば「なんとかなる」!
今のうちから「人」に慣れておく!
気がつけば・・・
こんにちは。地域連携室です。
ついこの間まで「暑い」と感じていましたが、みるみると秋を通り過ぎ・・・
冬の訪れを感じる今日この頃です。
11月に入り、気がつけば今年もあと2ヶ月。。
あっという間に1年が経過しているように感じます。
年の瀬が近づくにつれ、自分が1年間でどのように成長できたのかを振り返ります。
日々の業務に一生懸命になりがちではありますが、新しい年を迎えるにあたって、自分がどのようなPSWを目指していきたいかということもしっかりと立ち止まり、考えていかなければならないですね。
今年もたくさんの患者様、御家族と関わることができる1年でした。
出会いの中で学ぶこと、同じPSW同士で相談し、意見を交わすことで刺激を受けることもありました。
しっかりと1年間を振り返り、自分自身の成長につなげていければと思います。
日中の暖かさと、夕方の肌寒さ・・・気温の変化に体調を崩される方も多いと思います。
体調管理に気をつけて、お過ごし下さい。
介護保険室
こんにちは 介護保険室市川です。8月にそれいゆから異動になり、まだまだ分からない事が沢山ありますが・・よろしくお願い致します。
最近急に朝・晩寒い日が多くなりましたが・・体調などは崩していませんか?
10月に入っても台風が来て、お天気が悪い日があり、そんな日には散歩にいけないので
つまらないの・・と言う利用者様の声を聞きました。
日々散歩を始めようと思い・・なかなか実行出来ない私にとって耳の痛い話でした。
そんな時、TVで運動している人としない人とでは、記憶力が違う・・
運動している人のほうが・・記憶力が良いという結果があると・・
今まで年を重ねると記憶力が悪くなるのは仕方のない事だと・・思っていましたが、
私も、散歩を始めて少しでも記憶力低下を防げたら・・うれしいかなあ~
散歩を始めて、これから迎える寒い冬を風邪など引かないように・・過ごせたらと思います。
皆様も何か始めてみては・・いかがでしょうか・・?
秋も終ろうとしていますが、スポーツの秋・読書の秋・食欲の秋・・などと言われていますので。・
秋の訪れ
ご存知ですか?地域相談
こんにちは。
“地域での豊かな生活・自分らしい生き方”を応援するベルベールです。
“豊かな生活”とは「地域の人と楽しさや達成感を感じる活動を一緒に行うことで感じる生活」
“自分らしい生活”とは「自分の選択による生活」とわたしたちは考えています。
こんにちは。今日は良いお天気です。
朝晩は寒くなってきましたが、みなさまお変わりありませんでしょうか?
さて、平成24年4月より、障害者自立支援法(平成25年4月より障害者総合支援法へ改正)の改正に伴い、地域移行支援・地域定着支援という福祉サービスが追加されたことをご存知ですか。
それぞれの地域では、障がい福祉課や生活支援センターなどが、障害を持った方の“地域で豊に暮らしたい”に向けた相談窓口となっています。
これまでも、施設から・病院から出て、地域で安心して暮らし続けていくための応援を、相談に来られる方の環境や状況に則して行ってきましたが、平成24年4月より、この“施設から・病院から出て、地域で安心して暮らし続けていくための応援”が法律に明文化されました。
~以下、厚生労働省のホームページより一部抜粋~
精神疾患を理由に入院している患者の中には、入院が長期間に渡っている方々が多くいらっしゃいます。この中には、住まいの場や地域での支援体制等が整えば退院できる精神障害者の方も多いとされています。
このような状況下、(~途中略~)「入院医療中心から地域生活中心へ」という方策を推し進めていくことが示されました。
この「改革ビジョン」に基づいて、入院している方々が地域で生活できるよう、様々な取り組みを進めています。
(http://www.mhlw.go.jp/kokoro/nation/area.html)
「退院して地域で暮らしたい。一人暮らしをしてみたい。
けれども、はじめての事ばかりで心配がいっぱい。
掃除は?洗濯は?食事は?
なにか困ったことがあったらどこに相談したらようのだろう?」
ベルベールでは、ご本人が、自らの行き方を自らの選択で歩んでいけるような応援が出来ればと思っています。その過程の中での、相談事について、一緒に考えて行く事が出来ます。
地域連携室
こんにちは、地域連携室です
ここ最近急に寒くなってきておりますので、体調には気をつけて下さいね。
最近まで地域連携室には実習生が来ていました。
時が経つのは早いもので、私も2年前位は実習をしていたんだなぁと懐かしく思いました。
実習生の初々しさを見て、あの時抱いていた気持ちを思い出し、忘れかけていた初心を
なんとなく思い出せたような気がします。これからもこの気持ちを忘れないようにして
この先の業務に当たっていこうと思い返えせる良い機会となりました。
介護保険室
こんにちは 介護保険室 武山です。
今年 4月入職のぴかぴかの新入職員です。(歳はいっていますが・・・)
入職して丁度半年になりますが、新入社員、新入職員の皆々様、仕事、職場にはすっかり慣れたでしょうか。
私はというと、やっと、月の流れが読めるようになってきたというところでしょうか。介護の仕事を始めて以来の目標であった職種に就けるという達成感と共に、期待、希望も大きかったわけですから、現実とのギャップもかなりのものです。私と同じように、ストレスを重~く感じている方々、負けずに進んで行きましょう!
私だけでなく、現代はストレスに溢れています。
そこで、ちょっといいなと思った、雑誌の中の一説を紹介します。
病気になる前には必ず、前兆があるもの。初期の段階で気付くことが大事だと言っています。
ストレスとうまく付き合い、発散させることが大切。ストレスを溜めやすい人は、独断的で柔軟性がなく、~すべき ~すべきでないと決め付ける人。心をしなやかに、日常でできるストレス発散法をなるべくたくさん持つようにするとよいとのこと。
では、どうすればよいのか?
「笑う」ということが、免疫力アップさせるということは、かなり知られていますが、「泣く」ということも、脳内ホルモンの一種である、エンドルフィンが増加するということがわかってきました。また、泣く事で、NK細胞とマクロファージが活性化して、免疫力がアップするそうです。
ただし、感情的な涙でなくてはいけないとのこと。
そうです。嫌な事、悲しい事があったら、わんわん泣いてすっきりすればいいのだと、紹介されていました。
いっぱい笑って、いっぱい泣く。それだけで、ストレス発散できるのだと思えば、ちょっと気持ちが楽になりませんか?
介護の仕事に就いてからは、仕事のことでぼろぼろ泣いたことは、関わった利用者様が初めて亡くなった時だけですが、落ち込んで、凹むことは無数にあります。そんな時は、子供達とスタバでまったりお茶するのがもっぱらのストレス発散法ですが、今後は、感情を表に出すということも実践してみようと思った私でした。