入院が必要とされる患者様

精神科の入院が必要となる患者様

様々な事情により、精神科の外来(通院)ではなく、入院を必要とする患者様がいらっしゃいます。以下のような状態の患者様は当院までご相談ください。

  • 自分で食事や水分が取れない
  • 幻覚・妄想が著しく激しい
  • 著しい興奮状態が続く
  • 自殺念慮が切迫している
  • 自分の病気を理解できず、治療を拒んでいる
  • 自宅での治療継続が困難

など

精神科の入院について

精神科では、患者様ご自身が医師の指示により入院治療に同意されるとき(任意入院)だけでなく、ご家族が患者様の命に関わると判断したとき、ご家族が医師からの入院治療に同意したことにより強制的に入院(医療保護入院)していただく事がございます。また、専門の医師2名以上が患者様ご自身あるいは他人に危害を加える可能性があると判断した時、都道府県知事の権限により入院(措置入院)していただく事もございます。
いずれの場合でも、当院では、急性期の患者様を入院により集中的に治療することに専念しております。そのため、入院日数も他の精神科病棟と比較しても、圧倒的に短期間となっております。
さらに、閉鎖的あるいは拘束による自由がないと思われがちな精神科入院ですが、当院では、患者様の命を守る最低限のみ拘束をする方針を徹底しております。
当院では、デイケアや作業療法など、患者様の状態に応じて日常生活が送れるように支援していく体制もございます。
他科と比較して特殊な入院形態などもありますので、入院治療に関してご不明点等ございましたら、お気軽にご相談ください。

入院する目的

外来で行えない専門的で特殊な検査・治療を行うことができる

当院はクロザピン外来を設け、クロザピン治療に対応しております。クロザピンの導入に関しては、入院治療で行います。副作用など急な対応を要する場合、早期に専門スタッフによる適切な処置を行うことが可能となります。
また、当院では、修正型電気けいれん療法(mECT)にも対応しております。治療に際し、精神科医のみならず麻酔科医、看護師による管理を行う必要があります。短期的に治療のために入院し、改善されて日常生活を豊かにしつつ、その後の治療にスムーズに繋げられます。

専門スタッフによる医療を受けられる

外来(通院)では、医師や看護師など患者様一人当たりに対応するスタッフは限られてしまいます。しかし、当院には医師や看護師だけでない専門スタッフが多く在籍します。入院していただくことで、多くの専門家がそれぞれの視点で患者様を診ることができます。また、それにより適切な治療へ早期に導き、結果的に早期に退院し、地域・社会へと戻ることにつながります。

静かな環境でゆっくり治療ができる

外来(通院)では、一人ひとりの診療に当てる時間も限られ、患者様自身もお仕事や学校、家事などの合間に治療と、負担の多い状態になってしまう傾向があります。入院治療では、こうした負担を軽減し、静かな環境でゆっくり治療を行っていただくことができます。責任感が強く仕事を休めない、常に仕事が気になる方などは、入院という選択がつらいかと思いますが、一度落ち着いた環境を作ること、一見無駄な時間を作ることで結果的にはその後の生活が豊かに、充実したものになることも多々あります。

精神疾患の治療とともに内科的疾患の治療もできる

当院には、内科領域を専門とする医師が在籍しております。精神疾患があると内科的疾患の治療が精神疾患に隠れ、適切な治療をしにくいとされています。当院では精神疾患の専門病院であるとともに精神疾患を持つ患者様の心身ともに良好な状態にしたいという想いがあります。そのため、内科領域を専門とする医師による診療も大切にしております。

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