睡眠障害

睡眠障害について

睡眠障害は、眠れないだけでなく、眠りすぎる過眠も含まれます。また、適切な時間に入眠・起床することができないことも含みます。様々な原因があり、原因に応じた治療が必要になります。眠り(睡眠)に関して、お悩みでしたら当院までご相談ください。

睡眠障害の原因

睡眠障害の原因としては、加齢やストレスのほか、うつ病などの精神疾患、高血圧や糖尿といった生活習慣病、お薬の副作用、光や騒音などの環境と様々なことが考えられます。当院では、問診や検査を通じて患者様の睡眠障害の原因を特定し、適切な治療を提供することを心がけています。

よくある疾患

不眠症

日本人の5人に1人が悩んでいるとされる疾患です。眠りたい(睡眠をとりたい)と思っていても眠れない、眠っても途中で目が覚めてしまう、もっと眠りたいのに朝目が覚めてしまうなどが症状として挙げられます。また、なかなか眠れないことで昼夜逆転し、職場や学校に行くことが困難になるなど、日常生活に支障を来すこともあります。

過眠症

いわゆる眠りすぎてしまう疾患です。過眠症では、睡眠時間をしっかり取っているにもかかわらず眠い、職場や学校など起きていなければならないときでも寝てしまうなどといった症状が見られます。睡眠中に何らかの障害がありしっかり眠れていない場合や脳内に何らかの異常がある場合など、原因を特定し、改善していくことが重要です。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、過眠症と誤解されることの多い疾患です。一般的に睡眠中に10秒以上呼吸が止まってしまうこと、呼吸が止まる回数が1番のうちに30回を超える場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

むずむず脚症候群は、医学的にはレストレスレッグス症候群と言い、むずむず脚というように眠ろうとした際に、まるで虫が足を這っているかのようにムズムズすることで眠れない疾患です。脳内の神経物質であるドーパミンに異常が生じるため、起こるとされています。高齢者に多いほか、お薬による副作用も挙げられます。

周期性四肢運動障害

足に麻痺が起こることで眠れなくなる疾患です。けいれんは眠りかけのタイミングに多く、足だけでなく手にも起こることがあります。中高年に多い睡眠障害となっています。原因は解明されていませんが、腎機能の低下のほか、鉄分不足も考えられています。

睡眠中の異常行動・REM睡眠行動障害

REM睡眠行動障害では、睡眠中に度を越した異常行動を来します。異常行動のなかには、自分や周囲の人に外傷を加えるものもあり、注意が必要です。原因不明な突発的なもののほか、何らかの疾患あるいはお薬によるものが考えられています。

睡眠障害の検査・診断

睡眠障害が疑われる場合、問診や血液検査を行います。必要に応じ、睡眠ポリグラフ検査を行なう場合は、他の医療機関をご紹介させていただきます。

睡眠障害の治療

睡眠障害の治療としては、生活指導を行った上で薬物療法、重症度に応じてCPAPと呼ばれる機材にて治療していきます。必要に応じて高度医療機関をご紹介させていただきます。

薬物療法

脳の興奮を抑えるGABAという神経伝達物質の働きを促す「GABA受容体作動薬」や体内時計の調節に関与するメラトニンの働きを促す「メラトニン受容体作動薬」、起きている状態を保つ作用を持つオレキシンの働きを抑える「オレキシン受容体拮抗薬」を使用していきます。それぞれのタイプに、メリット・デメリットがあり、患者様に応じた薬を適切に選択していきます。

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