1.概要
近年、自殺や摂食障害の低年齢化といった深刻な問題だけでなく、睡眠障害やゲーム依存など、子どもたちを取り巻く環境はますます多様化しています。
そこで久喜すずのき病院では児童・思春期病棟を開設し、様々な課題に直面する小学生や高校生くらいまでの子どもや思春期世代(20歳未満)へ、安全で守られた環境を提供し、専門的な治療と多職種による一人ひとりに合わせたケアを通じて心の健康の回復を目指しています。
未来を担う若い世代が、自信と安心感を取り戻し、健やかに成長できるよう多職種が全力でサポートします。
2.対象者
小学生や高校生くらいまでの子どもや思春期世代(20歳未満)が対象です。
※現在は入院を前提した方のみを受け付けております。
- ■ぐっすり眠れない、夜眠れなくて困っている
- ■ゲームやスマホばかりで朝起きられない
- ■ご飯を食べすぎたり、逆に食べられなくなったりしている
- ■自分を傷つけてしまう
- ■お薬をたくさん飲みすぎてしまう
- ■気分が落ち込んで、何をしても楽しくない、やる気が出ない
- ■自分の考えや気持ちがうまくまとまらない
- ■つらいことがあった時に、自分が自分じゃないみたいに感じたりする
- ■急にドキドキしたり、息が苦しくなったりして、怖くなって動けない
- ■学校に行けなくなった、ひきこもっている
- ■周囲とのコミュニケーションが極端に難しい
- ■極度の不安やこだわりがあり、日常生活に支障がある
- ■かんしゃくを起こして暴れてしまう
- ■発達障害(自閉スペクトラム症、ADHDなど)に伴う問題行動がある
3.治療について
児童・思春期が診れる精神科医師・小児科医が在籍
児童・思春期に対する診療経験がある精神科医師が常勤で在籍しています。また、小児科医も非常勤で在籍し、治療を行います。
退院後の外来フォローやご本人に対しての日常生活の接し方・フォローも行っていきます。
治療にかかわる様々な医療従事者
多くの精神科看護師だけでなく、公認心理師や精神保健福祉士、作業療法士など、多職種が連携して治療にかかわります。
多様なプログラムを用意
多様なプログラムを用いて、一人ひとりに合わせた治療をしていきます。
関係機関との連携
学校や福祉機関、必要に応じて児童相談所等とも連携をとり、退院後の環境調整を行います。
4.窓口
外来は、完全予約制です。
現在は入院を前提とした方のみ受付をしておりますのでご注意ください。
お電話にて相談 相談内容により外来診察日を決定
↓
ご本人さま・ご家族と来院の上外来診察
↓
ご本人・ご家族の意見を尊重しながら、必要に応じて「児童・思春期病棟」等での入院治療に繋げていきます。